動画「PC-Talkerでできること」のナレーション付き台本
トップページで紹介している動画「PC-Talkerでできること(スクリーンリーダーとは?)」(4分53秒)を、動画を再生せずに、スクリーンリーダーで自分のペースで読めるようにした台本です。
動画のセリフはそのまま残し、そのあいだに、映像で何が起きているかの説明と、実演の場面でPC-Talkerが読み上げている音声を書き添えています。動画の章ごとに見出しを付けていますので、見出しジャンプで読みたい章に移動できます。
この台本での書き分けは次のとおりです。「田中さん」「鈴木さん」で始まる段落は動画のセリフ、「PC-Talkerの読み上げ」で始まる段落は実演中にPC-Talkerが読み上げている音声、それ以外の段落は映像の説明です。
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登場人物
田中さん: 黒い髪に青い上着の女性。父親の視力が落ちてきて、仕事で使うパソコンの画面が見えづらいと相談を受けて困っています。PC-Talkerのことは知りません。
鈴木さん: 金色の髪に黄色い服の女性。田中さんの友人。自分の会社に目の不自由な人がいて、その人がPC-Talkerを使って仕事をしているのを知っています。
二人は友人どうしで、たがいに敬語を使わずに話します。
オープニング
木が立ち並ぶ、明るい屋外です。空には数羽の鳥が飛んでいます。画面の下側には、話しているセリフを字幕で表示するための帯があります。この動画は終始、二人の女性の会話で進んでいきます。
そこへ、黒くて長い髪に、青い上着を着た女性が現れます。田中さんです。頬に手を当て、眉を下げた浮かない顔で、頭の上には考えごとを表す渦巻きのしるしが浮かんでいます。
田中さん: 困ったなあ
画面の右側から、金色の髪に黄色い服を着た女性が現れます。鈴木さんです。片手を上げて、田中さんに声をかけます。
鈴木さん: どうしたの?
二人の頭の上に大きな吹き出しが浮かび、その中に、あごに手を当てて困った顔をしている年配の男性が映ります。田中さんのお父さんです。
田中さん: この前、お父さんが病院で検査を受けたんだけど、視力が落ちてきてるって言われちゃって…仕事でもパソコンを使っているのに画面が見えづらくて困った。って話をしていたからなんとかできないかな、と思って悩んでいるの
吹き出しが消え、鈴木さんが静かにうなずきます。
鈴木さん: なるほど、そうだったのね
PC-Talkerとは
鈴木さんが人差し指を立て、表情が明るくなります。その上の吹き出しに、青い四角の中に白い文字で「P」と書かれたマークが大きく映ります。PC-Talkerのアイコンです。
鈴木さん: 私の会社には目の不自由な人もいるんだけど、その人は「PC-Talker」を使って仕事してるよ
田中さん: ぴーしーとーかー?
吹き出しの中身が変わり、開いたノートパソコンの絵になります。その画面の中央に、先ほどのPC-Talkerのアイコンが表示されています。
鈴木さん: PC-Talkerをパソコンにインストールするとパソコンがしゃべりだすんだよ
ノートパソコンの絵の上に「こんにちは」という文字が現れ、パソコンが声を出している様子を表します。田中さんは口を開け、目を丸くして驚いています。
田中さん: パソコンがしゃべるの!?
鈴木さん: そう!ビックリだよね!画面に表示された文字や入力した文字を音声で読み上げてくれるの!例えばこんな風に読み上げするよ!
ここで画面が、イラストから実際のパソコンの画面に切り替わります。ここからしばらく会話はなく、PC-Talkerの読み上げの音声だけが流れます。使われているのは、高知システム開発のテキストエディタ「MyEdit(マイエディット)」です。ウィンドウの一番上にタイトルバーがあり、その下に「ファイル」「編集」「検索」「表示」「環境」「ヘルプ」のメニューが並びます。さらにその下のボタンの列には、「新規」「開く」「履歴」「保存」「印刷」「切取り」「コピー」「貼付け」「検索」「次」「前」「マーク」「タグ」が並んでいます。ウィンドウの一番下は情報の欄で、カーソルが何行目の何桁目にあるか、文字コードは何かなどが表示されます。
文字入力する場合の読み方
画面の中ほどに緑色の帯が現れ、白い太い文字で「文字入力する場合」という見出しが表示されます。画面の右下には、キーボードに両手を置いて文字を打っている手元の映像が、小さな窓のように重ねて表示されます。
実演: 文字入力する場合
編集画面に、入力中の「こんにちは」が黄色の大きな文字で表示されます。文字の下には点線が引かれ、まだ変換が確定していないことを表しています。その左下に変換候補の一覧が開き、上から「こんにちは」「こんにちは。」「こんにちは!」「こんにちはー」「今日は」の五つが並びます。手元の映像では、両手の指がキーボードの中央あたりを次々に押しています。
このとき、PC-Talkerは次のように読み上げています。「こんにちは」をローマ字で打つと、キーを押す順番は、ケー、オー、エヌ、エヌ、アイ、ティー、アイ、エイチ、エーの九つになります。子音のキーを押すと、まずそのキーの名前が読み上げられます。続けて母音のキーを押して文字が決まると、今度は出来上がった文字が読み上げられます。この二つが交互に聞こえてきます。最後に、変換して確定した語をもう一度読み上げます。
PC-Talkerの読み上げ: 「ケー」「こ」、「エヌ」「ん」、「エヌ」「に」、「ティー」「ち」、「エイチ」「は」、そして「こんにちは」
このおかげで、画面が見えなくても、自分が今どの文字を打っているのか、打ち間違えていないかを、耳だけで確かめながら入力していくことができます。
1文字ずつ確認する場合の読み方
編集画面の表示が「高知システム開発」に変わります。黒い背景に白い大きな文字で、画面いっぱいに表示されています。その下の緑色の帯に、白い太い文字で「1文字ずつ確認する場合」という見出しが出ます。画面の右下の手元の映像では、指がキーボードの右側にある矢印キーのあたりに伸びていきます。
実演: 1文字ずつ確認する場合
矢印キーを押すたびに、カーソルが1文字ずつ動いていきます。「高知システム開発」の文字が順に白く反転していき、途中では「開」の1文字だけが白い四角に囲まれて、そこにカーソルが当たっていることが分かります。手元の映像には、右手の人差し指が矢印キーを押し込む様子が大きく映っています。
このとき、PC-Talkerは1文字ずつ読み上げています。日本語には、同じ読みでも形の違う漢字がたくさんあります。そこでPC-Talkerは、その漢字を使った言葉を添えて読み上げます。これを詳細読みといいます。「高」なら「高いのこう」、「知」なら「知識のち」、「開」なら「開くのかい」、「発」なら「発明のはつ」というように読み上げるので、耳だけでどの漢字かを確かめることができます。カタカナは「シ」「ス」「テ」「ム」と1文字ずつそのまま読み上げます。なお、読み上げの中には、文字ではないものが二つまじっています。一つ目は、最初の「高いのこう」のすぐあとに聞こえる「左端」です。これは、カーソルが行の左端、つまり行の先頭にあることを知らせる操作ガイドの音声です。二つ目は、一番最後の「テキストエンド」です。これは、文章の終わりまで来たことを知らせる音声です。
PC-Talkerの読み上げ: 「高いのこう」、「左端」、「知識のち」、「シ」、「ス」、「テ」、「ム」、「開くのかい」、「発明のはつ」、「テキストエンド」
文字を読み上げるだけでなく、今どこにいるのかを一緒に知らせてくれるので、画面が見えなくても、文章の中での自分の位置を見失わずにすみます。
マウスで操作をする場合の読み方
画面がふたたびイラストに戻り、鈴木さんが説明を続けます。
鈴木さん: お父さんみたいに画面が見えづらいなら、マウスカーソルがあたったところもガイドしてくれるし、もちろんキーボードで操作した所も読み上げするから、今どこにカーソルがあるか分かるようになっているのよこれを見てみて!
画面がまたパソコンの画面に切り替わります。編集画面には先ほどの「高知システム開発」が表示されたままで、文の末尾にカーソルがあります。緑色の帯に「マウスで操作をする場合」という見出しが出ます。画面の右下の手元の映像は、キーボードからマウスに変わり、白いマウスを右手で握って動かしています。
実演: マウスで操作をする場合
マウスを動かして、画面左上の「ファイル」メニューを開きます。このメニューは、まわりのボタンやメニューバーの文字に比べて、はるかに大きな文字で拡大表示されます。ここで先にお断りしておきます。マウスでの操作では、マウスカーソルが通り過ぎた項目だけが読み上げられます。メニューの中身が上から順に全部読まれるわけではありません。この実演でもマウスは一気に下へ動くので、声に出るのは途中で通った三つの項目だけです。画面に並んでいるのは、次の12項目です。「新規作成」、コントロールキーを押しながらエヌ。「開く」、コントロールキーを押しながらオー。「上書き保存」、コントロールキーを押しながらエス。「名前を付けて保存」、コントロールキーとシフトキーを押しながらエス。「挿入読み込み」、コントロールキーとシフトキーを押しながらオー。「履歴から読み込み」、コントロールキーを押しながらエフ1。「文字コードを指定して開き直す」。「印刷」、コントロールキーを押しながらピー。「文書情報」。「別のMyEditを起動」。「すべて終了」、コントロールキーとシフトキーを押しながらエフ4。「終了」、オルトキーを押しながらエフ4。マウスを下へ動かしていくと、カーソルが当たった行が青く反転していき、「名前を付けて保存」のところで止まります。ウィンドウの一番下には「編集中の文書を新しい名前で保存します」という説明が表示されます。
このとき、PC-Talkerは次のように読み上げています。はじめに「ファイルトップメニュー」と読み上げます。これは、ファイルのメニューが開いて、その一番上にいることを知らせる音声です。そのあとは、マウスカーソルが通り過ぎた項目だけを順に読み上げていきます。この実演では「新規作成」「上書き保存」「名前を付けて保存」の三つです。「名前を付けて保存」を選ぶと保存の画面が開きます。PC-Talkerは、その画面が開いたことを知らせ、続けてファイル名を入力する欄であることと、そこに最初から入っている「無題1.txt」という名前を読み上げます。そのあと、保存を確定するボタンにマウスを合わせると、そのボタンの名前を読み上げ、保存が終わると、終わったことを知らせます。
PC-Talkerの読み上げ: 「ファイルトップメニュー」、「新規作成」、「上書き保存」、「名前を付けて保存」、「メニュー」、「保存ファイル名の文字入力」、「無題1.txt」、「保存の確認」、「セーブ終わり」
マウスは、目で見て狙った場所に合わせる道具です。それでも、カーソルが今どこに乗っているかを声で教えてくれるので、画面が見えづらいかたでもマウスで操作することができます。
キーボードで操作する場合の読み方
緑色の帯に「キーボードで操作をする場合」という見出しが出ます。画面の右下の手元の映像は、マウスからキーボードに戻り、両手がキーボードの上に置かれています。
実演: キーボードで操作をする場合
先ほどと同じ、大きな文字に拡大された「ファイル」メニューが開きます。今度はマウスには触れず、右手の人差し指がキーボードの右下にある下向きの矢印キーを押しています。押すたびに青く反転した行が一段ずつ下がり、「名前を付けて保存」のところで止まります。ウィンドウの一番下には、マウスのときと同じ「編集中の文書を新しい名前で保存します」という説明が表示されます。
このとき、PC-Talkerは、矢印キーで移動した先のメニュー項目を、移動するたびに読み上げています。マウスのときは通り過ぎた項目だけが読まれましたが、キーボードでは一段ずつ確実に移動するので、「新規作成」「開く」「上書き保存」「名前を付けて保存」と、上から順番どおりに、飛ばさずに聞こえてきます。エンターキーを押すと保存の画面が開き、ファイル名の欄と「無題1.txt」を読み上げます。ここでもう一度エンターキーを押すと、そのまま保存されます。マウスのときと違い、保存を確定するボタンにカーソルを移していないので、ボタンの名前を読み上げる「保存の確認」は聞こえません。
PC-Talkerの読み上げ: 「ファイルトップメニュー」、「新規作成」、「開く」、「上書き保存」、「名前を付けて保存」、「保存ファイル名の文字入力」、「無題1.txt」、「セーブ終わり」
このように、キーボードだけでも、マウスを使ったときと同じ操作ができます。手数が少なく、画面を見ずに順番どおりたどれるので、目の不自由なかたは主にキーボードで操作します。
オプションソフトの紹介
画面がイラストに戻り、田中さんが感心した様子で話します。先ほどの実演で、メニューが大きな文字に拡大して表示されていたことについて触れています。
田中さん: こんなに便利なソフトがあるんだ!メニューも拡大表示されて見やすいね!
鈴木さん: 他にもいろいろなソフトがあってね。視覚障がい者の方に向けて作っているから、操作がシンプルなんだって!
田中さん: そうなんだ~。どういうソフトがあるの?
鈴木さん: 私の知り合いはメールのソフトとWord文書も扱える文書作成ソフトを使ってるよ。他にもブラウザのソフトやニュースを閲覧できるソフトなどたくさんあるみたい
画面の中央に、青い四角に白い「P」のPC-Talkerのアイコンが置かれます。そこから細い線が放射状にのびて、まわりに11個のアイコンが浮かび上がります。これは、PC-Talkerと組み合わせて使える高知システム開発のアプリケーションを、それぞれ絵柄で表したものです。青い鳥、緑の丸に十字、紫の本、オレンジの四角にアルファベットのケー、青い丸に盾のしるし、大きな円に描かれたシャチ、茶色の開いた本、青い丸にアルファベットのエヌ、ピンクの丸にうさぎ、青い風景、赤い丸に三角形とアルファベットのエー、というように、ソフトごとに違う絵柄が使われています。どのアイコンがどの製品かは画面に文字がなく、この場面では説明されません。
購入が不安な方へ
田中さん: でもすぐ買うのはちょっと不安だなぁ…
画面いっぱいに、旗のガーランドと色とりどりの飾りが現れ、中央に「3ヶ月間体験無料」という大きな文字が表示されます。その下に小さく「弊社ホームページからダウンロード可能」と添えられています。
鈴木さん: 大丈夫!PC-Talkerは3ヶ月間無料で試せるよ!しかも、多くの企業や官公庁でも利用されているし、視力が落ちてきて困っている人には、自治体の補助も受けられる場合があるんだ!無料のソフトと違って、電話やメールなんかで分からない事もすぐに問い合わせできるんだって!
次に、横棒グラフが表示されます。見出しは「パソコンで使うことがある支援技術」。棒は上から順に五つあり、PC-Talkerが83.33、NVDAが52.31、ナレーターが42.59、Jawsが11.11、ZOOMTEXTが2.78です。数字は割合を表しています。一番上のPC-Talkerの棒だけがオレンジ色で、ほかの四つは水色です。グラフの右には月桂樹の冠と「使用率 NO.1」という金色の飾りがあり、右下に「日本視覚障害者ICTネットワーク様 2023年度調査」と出典が書かれています。
続いて、補助の仕組みを表した図が現れます。上の帯に「日常生活用具給付制度の対象商品」という見出しがあり、その下に「耐用年数や上限額などお住まいの自治体にてご確認ください」と注意書きが添えられています。図の左側には「購入金額」と書かれた背の高い青い棒があります。右側には同じ高さの点線の枠があり、その枠の上のほとんどが「自治体からの補助」、一番下のわずかな部分だけが「自己負担額」と示されています。補助を受けると、実際に支払う金額がぐんと少なくなることを表した図です。
画面がイラストに戻り、二人の頭の上に大きな丸いしるしが二つ並びます。左は黒電話の絵、右は封筒の絵で、電話とメールのどちらでも問い合わせができることを表しています。
田中さん: そうなんだ!早速問い合わせてみようかな。
鈴木さん: きっともっと詳しくいろんな事を教えてくれるよ。
PC-Talkerや、いっしょに使えるソフトについて詳しくお知りになりたいかたは、高知システム開発にお問い合わせください。電話番号やメールアドレスは動画の中には表示されていません。
エンディング
白い画面に、青い四角の中に白い円と青い形を組み合わせた高知システム開発のロゴマークと、「高知システム開発」という社名が表示されます。画面の右下には「使用音声 VOICEVOX:ずんだもん VOICEVOX:四国めたん」というクレジットが小さく添えられています。この動画の二人の声には、音声合成のVOICEVOXが使われています。ここで動画は終わります。
PC-Talkerや、いっしょに使えるソフトについては、スクリーンリーダー PC-Talkerのご案内と製品のご案内をご覧ください。ご質問はお電話・FAX・メールでお問い合わせいただけます。