(VDMWモード) Webブラウザーの読み上げコマンド
PC-Talkerは、Microsoft Edge、Google Chrome、FireFox 3つのWebブラウザーの読み上げに対応しています。
また、HTML文書を扱うアプリや、Windowsヘルプなどの閲覧画面でも、WindowsのWebビューコントロールが使用されており、この読み上げにも対応しています。
PC-Talkerには、Webページの内容を通常の文書カーソルを扱う感覚で、読み上げ操作するための独自の仮想カーソル機能があります。
仮想カーソルは、現在の読み上げ位置を指すとともに、実際のフォーカス項目の移動も兼ねていますので、仮想カーソル上の項目に対してブラウザー標準の操作キーを使用できます。
例えば、仮想カーソルが外部リンクの項目に移動したとき、Enterを押すと、そのリンク先ページを開くことができます。
これとは逆の、ブラウザー標準の操作であるTabを使って項目を移動したときも、それに追従して仮想カーソルが移動します。
また、文字キーを押して仮想カーソルをWebページ内の見出しや、フォームコントロールなどへジャンプするナビゲーションキー機能があります。
仮想カーソル位置からページ全文読み・・・Shift
現在の仮想カーソル位置からページの最後まで読み上げます。
読み上げを途中で中断するには2つのキーがあります。
読み上げを中断し、仮想カーソルを読み上げ開始位置へ戻すには、Escキーを押します。
読み上げを中断し、仮想カーソルを中断位置へ移動しておくには、Ctrlを押します。
ページ先頭から全文読み・・・Ctrl+Alt+F10 または Ctrl+Alt+:(コロン)
ページの先頭から最後まで読み上げます。
読み上げを途中で中断するには2つのキーがあります。
読み上げを中断し、仮想カーソルを読み上げ前の位置へ戻すには、Escキーを押します。
読み上げを中断し、仮想カーソルを中断位置へ移動させるには、Ctrlを押します。
仮想カーソルの移動
仮想カーソルを上の項目へ移動・・・Ctrl+↑
仮想カーソルを下の項目へ移動・・・Ctrl+↓
仮想カーソルを10項目 上へ移動・・・Ctrl+PageUp
仮想カーソルを10項目 下へ移動・・・Ctrl+PageDown
仮想カーソルをページのトップへ移動・・・Ctrl+Home
仮想カーソルをページのラストへ移動・・・Ctrl+End
仮想カーソル上の項目内の文字移動
左の文字へ移動・・・Ctrl+←
右の文字へ移動・・・Ctrl+→
[補足]ダイレクト操作キーを使用する
上記の仮想カーソルの移動コマンドは、標準で Ctrlを一緒に押す必要があります。
ダイレクト操作キーを使用すると、Ctrlを押さないでダイレクトにコマンドを実行させることができます。
ダイレクト操作キーを有効にするには、設定メニュー[Webブラウザーの設定]の【ダイレクト操作キーを使用する】にチェックをして設定します。
なお、ダイレクト操作キーと重複するブラウザーの操作キーは、逆に Ctrlを一緒に押して実行させます。
[補足]ダイレクト操作キー使用時のHTMLフォームコントロールの操作
通常、HTMLフォームコントロールのリストボックス、コンボボックス、ラジオボタンの選択を切り替えるには上下矢印キーを使用します。
ダイレクト操作キーを使用する場合、これらのフォームコントロールは、Shift+上下矢印キーを使って選択を切り替えてください。
また、ダイレクト操作キーを使用するとき、次の注意点にも気をつけて操作してください。
注意:Webページ側が独自にキー処理をするリストボックスでは、Shift+上下矢印キーで選択を切り替えできない場合があります。PC-Talkerでは、この場合の回避操作として、Escape+上下矢印キーを押して選択を切り替えることができるようにしています。
仮想カーソル位置の文字をコード読み・・・Ctrl+Alt+N または Ctrl+Alt+テンキー7
仮想カーソル位置の文字をJISコード、シフトJISコード、ユニコードの順で読みます。
JISコードとシフトJISコードのない文字は、ユニコードだけを読みます。
仮想カーソル位置の文字を点字符号読み・・・Ctrl+Alt+X
仮想カーソル位置の文字を点字符号で読みます。
点字符号の種類は、設定メニュー[カーソル文字の読み方]の【点字符号読みコマンド 点字の種類】に従います。
仮想カーソルによる範囲選択
仮想カーソル上の項目内を文字移動しながら仮想的に範囲選択できます。
範囲選択した文字列は、Ctrl+C(コピーコマンド)を入力して、クリップボードにコピーできます。
左の文字へ移動して文字選択・・・Ctrl+Shift+←
右の文字へ移動して文字選択・・・Ctrl+Shift+→
仮想カーソルジャンプのナビゲーションキー
Webページは、いろいろな要素の情報から構成されています。基本的なHTMLタグの知識を理解しておく必要がありますが、見出し要素へジャンプしたり、フォームコントロールへジャンプしたりと、目的の要素へ仮想カーソルを素早く移動させることができます。
また、WAI-ARIA(ウェイアリア)対応ページの閲覧では、ランドマークへのジャンプと読み上げ順序(aria-flowto と x-ms-aria-flowfrom)の移動をサポートしています。
次の方向へジャンプするには、割り当てられている文字キー(ナビゲーションキー)だけを直接入力します。前の方向へジャンプするには、Shiftと一緒に文字キーを押して入力します。
次の未読リンクへ移動・・・U
前の未読リンクへ移動・・・Shift+U
次の既読リンクへ移動・・・V
前の既読リンクへ移動・・・Shift+V
次のリンク項目へ移動・・・Tab(Webコントロール標準)
前のリンク項目へ移動・・・Shift+Tab(Webコントロール標準)
次の見出し項目へ移動・・・H
前の見出し項目へ移動・・・Shift+H
次の見出し項目の特定レベルへ移動・・・1 から 6
前の見出し項目の特定レベルへ移動・・・Shift+1 から Shift+6
※例えば、見出しレベル3の項目へ移動するには、3を入力します。
次の箇条書き項目へ移動・・・L
前の箇条書き項目へ移動・・・Shift+L
次のテーブル要素へ移動・・・T
前のテーブル要素へ移動・・・Shift+T
次のフォームコントロールへ移動・・・F
前のフォームコントロールへ移動・・・Shift+F
次のエディットボックスへ移動・・・E
前のエディットボックスへ移動・・・Shift+E
次のプッシュボタンへ移動・・・B
前のプッシュボタンへ移動・・・Shift+B
次のラジオボタンへ移動・・・R
前のラジオボタンへ移動・・・Shift+R
次のチェックボックスへ移動・・・X
前のチェックボックスへ移動・・・Shift+X
次のコンボボックスへ移動・・・C
前のコンボボックスへ移動・・・Shift+C
次のランドマークへ移動・・・D
前のランドマークへ移動・・・Shift+D
次の読み上げ順序の指定項目へ移動・・・-
前の読み上げ順序の指定項目へ移動・・・Shift+-
ナビゲーションキーモードの切替・・・Ctrl+Space
GoogleやTwitter、FacebookなどのWebサイトでは、独自のショートカットキーを使ってサイト内を操作することができますが、ナビゲーションキーと重複するものは利用できません。この場合、ナビゲーションキーモードをCtrl+Spaceを押して無効にしてください。無効にすると、押した文字キーは、Webサイトのショートカットキーとして処理されます。
再度、Ctrl+Spaceを押すとナビゲーションキーを利用できます。
なお、ナビゲーションキーモードの状態は、ブラウザーの閲覧ウィンドウごとに管理しています。ナビゲーションキーモードを無効にした閲覧ウィンドウでは、そのウィンドウを閉じるまで、無効な状態を維持しますが、新たに開いた閲覧ウィンドウでは、ナビゲーションキーは有効です。
[補足1]ジャンプコマンドの連続入力について
Eキーを連続して入力した場合、次のエディット、その次のエディットと連続してジャンプしていきます。
Fキーを連続して入力した場合も、次のエディット、次のボタン、次のエディットというように、連続してフォームコントロール間をジャンプしていきます。
このように、ジャンプコマンドでエディットボックスにフォーカス移動しても、連続して実行している間、そのアルファベットは文字入力となりません。
この場合、エディットボックスで文字入力を始めたいときは、Enterまたは、F2を押して編集用の別ウィンドウを開いてください。
なお、ジャンプコマンド以外のTabや、上下矢印キーなどを使ってエディットボックスにフォーカス移動したときは文字入力できる状態にあります。
[補足2]エディットボックスの保護モードについて
設定メニュー[Webブラウザーの設定]の【エディットを保護する(別画面から入力操作する)】をチェックしている場合の操作についてです。
保護モードとは、Webページ内のエディットボックスを保護して直接入力できないようにする機能です。
保護モードでは必ず、Enter(または F2キー)を押し、編集用の別ウィンドウを開いてから現在のエディットボックスの内容を編集します。
ただし、エディットボックスをマウスクリックしたときは、一時的に保護モードが解除され直接入力の編集が可能になります。
マウスを使用して操作されるかたには、保護モードでも今までと違和感なくお使いいただけます。
※保護モードは、Microsoft Edge、Google Chromeでサポートしています。
※F2を押して開く、エディットボックス編集用の別ウィンドウについては、最後に説明します。
仮想カーソル検索
指定された文字列で、Webページ内を検索します。
検索に一致した場合、その文字位置へ仮想カーソルが自動的に移動します。
検索文字列の入力・・・Ctrl+Alt+Win+/(スラッシュ)
前を検索・・・Ctrl+Alt+Win+,(コンマ)
次を検索・・・Ctrl+Alt+Win+.(ピリオド)
仮想カーソル上の項目を再読み・・・Ctrl+Enter または Ctrl+Alt+G
仮想カーソル上の項目を再度読み上げます。
仮想カーソル上の情報読み・・・Ctrl+Alt+-(マイナス)
仮想カーソル上の項目とその情報を読み上げます。
Webコントロールでは、仮想カーソル上の情報は『ホームページ』と読み上げます。
異なる内容の情報を読み上げた場合、それは Webコントロール以外の場所(例えば ツールバーなど)を操作中であることを意味します。
仮想カーソル上の項目をクリップボードにコピー・・・Ctrl+Alt+H
仮想カーソルがリンク項目にある場合、リンク先のURLも読み上げ、一緒にコピーします。
リンク項目以外では、その項目名がコピーされます。
ページの内容をすべてクリップボードにコピー・・・Ctrl+Alt+数字の0
ページ全文をクリップボードにコピーします。
[補足]音声ログの読み上げ操作直後の Ctrl+Alt+数字の0 コマンド
仮想カーソルで移動しながら読み上げる内容は、音声ログに記憶していきます。
音声ログを読み上げる Ctrl+Alt+PageUp や Ctrl+Alt+PageDown のコマンド実行直後に、Ctrl+Alt+数字の0 コマンドを実行した場合は、その音声ログの読み上げ内容がクリップボードにコピーされます。
エディットボックスの編集操作
PC-Talkerには、Webページ内のエディットボックスを安心して編集するための機能があります。
エディットボックスへフォーカス移動して、F2キーを押すと編集用の別ウィンドウが開きます。
この別ウィンドウへ入力したテキストは、このウィンドウを閉じるまで、Webページのエディットボックスに反映されません。
誤入力に気付いたときや、途中で編集をやめたいとき、Escapeでこのウィンドウを閉じれば、Webページは元のままです。
別ウィンドウは、Windows標準のエディットコントロールの入力操作で編集しますが、Webページが1行エディットか複数行エディットなのかで少し操作が違ってきます。
1行エディットの場合
・入力を確定して別ウィンドウを閉じる・・・Enter
・キャンセルして別ウィンドウを閉じる・・・Escape
複数行エディットの場合
・改行する・・・Enter
・入力を確定して別ウィンドウを閉じる・・・Shift+Enter
・キャンセルして別ウィンドウを閉じる・・・Escape
また、1行エディット、複数行エディットどちらの画面にも[OK][キャンセル]のボタンがあります。
Tabを押して[OK]を選択し、Enterで入力を確定することもできます。
[注意]FireFoxは、別ウィンドウの編集機能をサポートしていません。