PC-Talker 取扱説明書/PC-Talkerのコマンド解説/日本語変換中の読み上げ

日本語変換中の読み上げコマンド


日本語入力ライン1行読み・・・Ctrl+Alt+J または Ctrl+Alt+テンキー0

 変換中のすべての文字列を読み上げます。

注目文節読み上げ・・・Ctrl+Alt+H

 変換中の注目文節または、反転表示で選択された文字列を読み上げます。

 このコマンドは「行頭からカーソル手前読み」と同じショートカットキーですが、日本語変換中は注目文節読み上げとなります。

注目文節以降読み上げ・・・Ctrl+Alt+K

 変換中、注目文節以降の未確定文字列を読み上げます。

 このコマンドは「カーソル位置から行末読み」と同じショートカットキーですが、日本語変換中は注目文節以降読み上げとなります。

日本語変換中の校正読み機能

日本語変換中の誤変換チェックに役立つ読み上げコマンド(校正読み)です。

校正読みは、半角・全角の違いや、ひらがな・カタカナ・アルファベットなど文字種の違いによって、音声の種類や音程の高さを変えてガイドラインをなめらか読みします。

音声の種類や音程の高さの変化は文字入力時と同じですので、もし、カタカナで統一して書いたはずの単語が、ひらがな音声で読まれるとその変換間違いに気付きます。

また、校正読みは、

・句読点、括弧、記号、改行文字は必ず読み上げます。

・空白文字のところではビープ音が鳴ります。

日本語入力ライン1行 校正読み・・・Ctrl+Alt+Win+J または Ctrl+Alt+Win+テンキー0

 変換中のすべての文字列を校正読みします。

注目文節 校正読み・・・Ctrl+Alt+Win+H

 変換中の注目文節または、反転表示で選択された文字列を校正読みします。

注目文節以降 校正読み・・・Ctrl+Alt+Win+K

 変換中、注目文節以降の未確定文字列を校正読みします。

 [補足]確定文字列の校正読み

 Enterなどで変換文字列を確定したとき、その確定文字列を校正読みで読み上げるには、設定メニュー[日本語変換時の読み方]の[確定文字列の読み方]で〈校正読み〉を選択して設定してください。

日本語変換中の国語辞典検索機能

設定メニュー[日本語変換時の読み方]の項目で、[国語辞典の語釈読み機能を使用する]にチェックを付けている場合、日本語変換中に国語辞典を検索することができます。

例えば、注目文節となっている熟語の意味を知りたいときに使用します。

なお、この機能を有効にしている場合、日本語変換中の日本語入力ライン1行読み、注目文節読み上げは、同じショートカットキーのため利用できません。

国語辞典 語釈読み 先頭一致検索・・・Ctrl+Alt+H

 変換中の注目文節を検索対象とし、先頭一致する見出し語を検索します。

 先頭一致の場合、注目文節の文字数が4文字とすると、先頭から4文字、先頭から3文字、先頭から2文字、先頭1文字とすべての単語について検索します。

 一致する見出し語があると、その語釈を読み上げます。

国語辞典 語釈読み 完全一致検索・・・Ctrl+Alt+J

 変換中の文字列1行すべてに完全一致する見出し語を検索します。

 一致する見出し語があると、その語釈を読み上げます。

 [補足]語釈読みの内容をクリップボードにコピーする。

次の操作で語釈読みの内容をクリップボードにコピーできます。

1.国語辞典 語釈読みコマンドを実行直後、Ctrl+Alt+PageUp コマンドで、音声ログに登録された語釈読みの内容をもう一度読み上げさせます。

2.音声ログのコピー Ctrl+Alt+S コマンドで、読み上げた語釈読みの内容をクリップボードにコピーします。

Microsoft IME / ATOKの辞書ウィンドウの読み上げ

先ほど紹介した、日本語変換中の国語辞典検索機能は、PC-Talker標準搭載の国語辞典を使って読み上げる機能です。

これとは別に、Microsoft IMEとATOKの両方には、変換中の変換候補(注目文節)の漢字の意味や同音語の意味を画面に表示する機能があります。

この画面は、Spaceで変換候補を選択中に1秒ぐらい待つと、変換候補ウィンドウの横に浮き出て表示される辞書ウィンドウのことです。

この辞書ウィンドウには、変換候補以外にも複数の単語の意味が表示されています。

この辞書ウィンドウの表示/非表示の状態や、その内容は、通常の変換操作では音声確認することができません。

PC-Talkerでは、独自の画面解析と仮想カーソル操作で、この辞書ウィンドウの読み上げを実現しています。

Spaceで変換候補を選択中に、Ctrl+Alt+↓を押して辞書ウィンドウの表示状態を確認できます。

辞書ウィンドウが非表示の場合は『辞書なし』と音声でガイドします。

辞書ウィンドウが表示されている場合は『辞書あり』と音声でガイドしますので、仮想カーソルを操作してその内容を読み上げ確認できます。

『辞書あり』の音声ガイドに続き、変換候補文字の音声があったとき(例えば『辞書あり 合う』)、このときは、仮想カーソルの初期位置が自動的に変換候補の意味が表示されている行へ移動しています。

これは、「合う」と変換しているとき、辞書ウィンドウに「合う」と完全一致する行を見つけた場合に、その意味が表示されているものと判断して移動します。

『辞書あり』とだけしか音声ガイドしなかった場合、辞書ウィンドウに変換候補文字の行を見つけることができなかったので、仮想カーソルは辞書ウィンドウの上端に位置づきます。

「合います」と変換しているときに、辞書ウィンドウには「合う」として表示されている場合も、完全に一致しないので上端に位置づいてしまいます。

仮想カーソルの移動

 上の行へ移動・・・Ctrl+Alt+↑

 下の行へ移動・・・Ctrl+Alt+↓

 上端の行へ移動・・・Ctrl+Alt+Win+↑

 下端の行へ移動・・・Ctrl+Alt+Win+↓

 左の文字へ移動・・・Ctrl+Alt+←

 右の文字へ移動・・・Ctrl+Alt+→

 左端の文字へ移動・・・Ctrl+Alt+Win+←

 右端の文字へ移動・・・Ctrl+Alt+Win+→

 ※文字の移動範囲は、仮想カーソル上の行が対象です。

辞書ウィンドウの内容をクリップボードにコピー・・・Ctrl+Alt+S

 辞書ウィンドウが表示されている場合、その表示内容をクリップボードにコピーします。

 ただし、辞書の本文が長い場合、辞書ウィンドウの画面内に本文のすべてを表示できていないことがあります。

 この表示されていない部分はコピーされません。

 [補足]ATOK自身の機能を使ってクリップボードにコピーする。

 変換候補の選択中、Ctrl+Alt+↓を押したとき『辞書あり』なら、自動的に辞書ウィンドウ上へマウスポインタを移動するようにしています。

 そして、テンキー マウス操作モードを使って、右ボタンのクリック操作を実行するとポップアップメニューが表示され、上下矢印キーでメニュー項目を選択できます。

 メニュー項目の中から[コピー]を実行して、辞書の本文がクリップボードにコピーできます。こちらの方法は、画面内に表示できていない本文も含めすべてをコピーすることができます。

 ※この方法は、ATOKで使用できます。Microsoft IMEは、辞書ウィンドウのポップアップメニュー機能を持っていないため使用できません。

 [補足]音声ログの読み上げ操作直後の Ctrl+Alt+S コマンド

 仮想カーソルで移動しながら読み上げる内容は、音声ログに記憶していきます。

 音声ログを読み上げる Ctrl+Alt+PageUp や Ctrl+Alt+PageDown のコマンド実行直後に、Ctrl+Alt+S コマンドを実行した場合は、その音声ログの読み上げ内容がクリップボードにコピーされます。

Microsoft IMEを使用する上での注意

Windowsに標準で搭載されている日本語変換ソフト Microsoft IMEに関する注意事項です。

Windows 10 Version 20H1から新しいIMEが登場し、IMEの設定画面が一新されるなど晴眼者向けの操作は向上したようですが、PC-Talkerにとっては、日本語変換の音声ガイドに弊害が出ていることを確認しています。

もし、Windowsの大型アップデート後に、日本語変換操作を正しく読み上げない問題が起きた場合は、以前のバージョンのIMEに戻すことで解消できます。

IMEを以前のバージョンに戻す方法

 1.F12を押して、AOKMenuを開きます。

 2.AOKMenuから、[MySupport]を起動します。

 3.MySupportの[ツール]→[PC-Talkerの初期設定]→[IMEのバージョン選択]を実行します。

 4.IMEのバージョン選択画面で、[以前のバージョンのIMEを使う]を実行します。

ATOKを使用する上での注意

ジャストシステムの日本語変換ソフト ATOKに関する注意事項です。

ATOKには「テキストサービス」の機能があります。テキストサービスとは、音声認識入力や手書き認識入力といった入力環境を利用するためのサービスです。

ほとんどのアプリは、テキストサービスの機能を利用しないので問題ありませんが、アプリによって、テキストサービスの機能が影響し、日本語変換操作を正しく音声ガイドできないことが以前に確認されていました。

最新のPC-Talkerでは、テキストサービスの機能が有効であっても正常に音声ガイドできるよう改良をしていますが、もし、日本語変換操作中の読み上げができていない症状がある場合、テキストサービスの機能を無効にすると改善できることがあります。

ATOKで、テキストサービスを無効にする方法

 この方法は、ATOK2013以降をご使用のときに操作できます。

 1.F12を押して、AOKMenuを開きます。

 2.AOKMenuから、[MySupport]を起動します。

 3.MySupportの[ツール]→[PC-Talkerの初期設定]→[テキストサービスの詳細設定]を実行します。テキストサービスの詳細設定画面が開きます。

 4.〈テキストサービスを使用しない〉を選択して設定します。

 設定後、Windowsを再起動します。再起動後にテキストサービスが無効となります。

ATOK33以降を使用する上での注意

ATOKのバージョン33をお使いのかたへ、アプリの設定画面などのダイアログボックスを操作中に、Windowsが動作停止する現象を確認しています。

この現象は、ATOKの〈テキストサービスを使用しない〉設定になっていると発生することが分かっています。

上で説明した「●ATOKで、テキストサービスを無効にする方法」とは逆で、〈テキストサービスを使用する〉に設定することで解消できますが、ATOKパレットを非表示にすることでも解消できます。

ATOKパレットとは、ATOKの入力モードや変換文字種などの情報が表示する言語バーのことです。デスクトップ画面上に横長のバーで表示されます。

ATOKパレットを非表示にする方法

 この方法は、ATOK33以降をご使用のときに操作できます。

 1.半角全角キーを押して、日本語変換をオンにします。

    日本語変換がオンにならない場合、マイエディットか、メモ帳を起動して、半角全角キーで、日本語変換をオンしてください。

 2.Ctrl+F10を押してから、下矢印キーを押します。

    Ctrl+F10を押すと、ATOKメニューが表示されるので、下矢印キーを押して、メニュー項目を選択します。

 3.[ATOKパレット]→[非表示(トレイに格納)]を選択して、エンターキーを押します。

以上の操作で、ATOKパレットを非表示にできます。


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