漢点字の入力方法
入力モード
漢点字の入力方式では、3つの入力モードを切り替えて点字入力します。
1.全角文字(漢点字)の直接入力モード
故川上泰一先生の考案された漢点字符号で、漢字を直接入力することができます。
前置符号で文字モードを切り替えて、全角のひらがな、カタカナ、英数記号も直接入力できます。
2.半角文字の直接入力モード
前置符号で文字モードを切り替えて、半角のカタカナ、英数記号が直接入力できます。
3.日本語変換入力のモード
Microsoft IMEまたはATOKを使用して日本語変換入力ができます。
これらの入力モードを切り替えるには、次の点字コマンドを入力します。
全角入力モードへ切り替え・・・《左右親指》 4 5の点
半角入力モードへ切り替え・・・《左右親指》 5の点
日本語変換入力へ切り替え・・・《左右親指》 4の点
全角入力モードに切り替えたとき『全角』と音声ガイドします。
半角入力モードに切り替えたとき『半角』と音声ガイドします。
日本語変換入力に切り替えたとき『日本語変換』と音声ガイドします。
8点入力の割り当て
漢点字符号には、6点符号に加え、0の点と7の点の入力が必要です。
漢点字の 0の点は、左親指で入力します。
漢点字の 7の点は、右親指で入力します。
全角入力モードの前置符号
全角入力モード内で、文字モードを切り替える前置符号は、次の通りです。
ひらがなモードとカタカナモードを交互に切り替え・・・2 3の点
ひらがなモードへ切り替え・・・7の点+1 2 3 6の点(ひ)
カタカナモードへ切り替え・・・7の点+1 6の点 (か)
ひらがなモードからカタカナモードへ切り替え・・・7の点+2 3 5の点
英字の大文字モードへ切り替え・・・7の点+6の点
英字の小文字モードへ切り替え・・・7の点+5 6の点
英字の小文字モードで大文字を1回だけ入力・・・6の点 (大文字符)
数字モードへ切り替え・・・3 4 5 6の点 (数符)
数字モードを抜ける・・・3 6の点
点字入力の変更設定「漢点字で 六点方式の文字モード切替を可能にする」の項目をチェックしている場合、文字モードは、次の前置符号で切り替えます。
ひらがなモードとカタカナモードを交互に切り替え・・・2 3の点
ひらがなモードからカタカナモードへ切り替え・・・6の点 3 6の点
英字モードへ切り替え・・・2 3 6の点(外国語引用符 開き)
英字モードを抜ける・・・3 5 6の点(外国語引用符 閉じ)
英字の小文字モードで大文字を1回だけ入力・・・6の点 (大文字符)
英字の大文字モードへ切り替え・・・6の点 6の点(二重 大文字符)
英字の大文字モードを抜ける・・・5の点 6の点
数字モードへ切り替え・・・3 4 5 6の点(数符)
数字モードを抜ける・・・3 6の点
[補足]前置符号入力時の音声ガイド
点字入力の変更設定「前置符号の入力時 切り替わる文字種を音声ガイドする」の項目によって、文字モードを切り替えたときのガイドが違ってきます。
音声ガイドする場合、『アルファベット』『数符』というように、切り替え先の文字モードを音声ガイドします。
音声ガイドしない場合、文字モードを切り替えたときに ピッと音が鳴ります。
半角入力モード(日本語変換も同じ)の前置符号
半角入力モード内で、文字モードを切り替える前置符号は、次の通りです。
カタカナモードへ切り替え・・・7の点+1 6の点(か)
または 7の点+1 2 3 6の点(ひ)
英字の大文字モードへ切り替え・・・7の点+6の点
英字の小文字モードへ切り替え・・・7の点+5 6の点
英字の小文字モードで大文字を1回だけ入力・・・6の点(大文字符)
数字モードへ切り替え・・・3 4 5 6の点(数符)
数字モードを抜ける・・・3 6の点
点字入力の変更設定「漢点字で 六点方式の文字モード切替を可能にする」の項目をチェックしている場合、文字モードは、次の前置符号で切り替えます。
英字モードへ切り替え・・・2 3 6の点(外国語引用符 開き)
英字モードを抜ける・・・3 5 6の点 (外国語引用符 閉じ)
英字の小文字モードで大文字を1回だけ入力・・・6の点 (大文字符)
英字の大文字モードへ切り替え・・・6の点 6の点(二重 大文字符)
英字の大文字モードを抜ける・・・5の点 6の点
数字モードへ切り替え・・・3 4 5 6の点(数符)
数字モードを抜ける・・・3 6の点
日本語変換入力中は、次の点字コマンド入力で変換操作を行います。
変換候補の選択・・・《右親指》 (Space入力)
変換の確定・・・あ+《右親指》(Enter入力)
[補足1]変換の確定操作は、タッチ点字入力の設定で、左親指をEnterに割り当てている場合、《左親指》でも確定できます。
[補足2]Microsoft IMEをお使いの場合、バージョンによっては、半角カタカナを直接入力したとき、自動的に日本語変換入力に切り替えられてしまいます。
この動作は、Microsoft IMEの仕様であり、PC-Talkerで対応することができません。
ジャストシステム社のATOKでは、半角カタカナを直接入力できることを確認しています。
漢点字の入力
漢点字では、漢字とかな点字の競合がないので、どの文字モードからでも漢字を入力することができます。これには、漢点字記号も含まれます。
全角入力モードで漢字を入力したあとは必ず、ひらがなモードに復帰します。
半角入力モードでも漢点字による漢字の直接入力ができます。半角入力モードでは、漢点字を入力したあとは必ず、カタカナモードに復帰します。
次に、漢点字の1マス漢字から3マス漢字の入力方法を示します。
1マス漢字 6点と 0の点 7の点を同時に押して入力します。
2マス漢字 1マス目に6点と 0の点を同時に押して入力し、
2マス目に6点と 7の点を同時に押して入力します。
3マス漢字 1マス目に6点と 0の点を同時に押して入力し、
3マス目に6点と 7の点を同時に押して入力します。
3マス漢字は、3マス目の 7の点は押さなくても入力できます。
3マス以上の漢点字は、2マス目、3マス目の入力時点で、以降に続く表記の漢点字が存在しなければ、その時点で『エラー』と音声ガイドします。
記号の入力について
記号は、8点統一点字体系の表記でどの文字モードからも入力することができます。
全角入力モードで記号を入力したあとは必ず、ひらがなモードに復帰します。
半角入力モードでは、記号を入力したあとも現在の文字モードで入力できます。
また、半角の英字モードでは、日点委の半角英字記号の表記で入力することもできます。
点字入力の変更設定「漢点字で 六点方式による記号入力を可能にする」の項目をチェックしている場合、六点漢字で採用している6点符号で記号を入力することができます。
この状態でも8点統一点字体系の記号入力はできますが、一部、点字の競合する記号については入力できなくなります。
また、ひらがなモードから「いぇ じぇ」といった特殊音が入力できなくなります。
入力の取り消し操作
2マス目、3マス目の符号を入力する時点で、間違いに気付いたり、1マス目から入力し直したいときは、《右親指》を入力します。
入力途中の点字は取り消され、『クリア』と音声ガイドします。