PC-Talker 取扱説明書/Windows タッチ操作解説/PC-Talkerのタッチ対応について

PC-Talkerのタッチ対応について


Windows 10、Windows 11には、マウスやキーボードなしでも使えるユーザーインターフェースとして「タッチ操作」がサポートされています。

タッチ操作とは、ディスプレイの液晶パネルに指先を直接触れて、指先で行う特定の動きによってWindowsを操作する機能です。

これは、銀行のATMのタッチパネルのように、凹凸のない画面に表示されたアイコンを指先で押して操作するイメージと同じで、ディスプレイに表示されているWindows画面上のアイコンやボタンの場所へ指先を合わせてから、指先を動かすことでいろんなことを瞬時に実行できるので、晴眼者にとっては、視覚的、直感的な操作性に優れています。

容易に想像できるかと思いますが、晴眼者が行う標準のタッチ操作は、視覚障がいの人にとって大変使いづらく、特に全盲の人にとってはハードルの高い操作方法です。

PC-Talkerは、視覚障がい者向けのタッチ対応として、画面上の場所を意識することなく操作可能な独自のタッチ操作を考案し採用しました。

この独自のタッチ操作は、キーボード操作手順の要領を、タッチ操作で実現しているので、視覚障がい者にとって直感的であり、習得しやすい操作方法です。

例えば

(1)タッチ動作Aを行うことにより、下矢印キーが入力されるとします。

    アプリの一覧項目で選択内容を変更していくには、タッチ動作A(下矢印キーの入力)を繰り返します。

(2)タッチ動作Bを行うことにより、Enterが入力されるとします。

    一覧で選択した項目を実行するには、タッチ動作B(Enterの入力)で操作します。

(3)タッチ動作Cを行うことにより、Escapeが入力されるとします。

    実行中の処理をキャンセルするには、タッチ動作C(Escapeの入力)で操作します。

このように、アプリを操作するキーアクションが、キーボード入力からタッチ動作の入力に置き換わったと考えれば、難しく思わないで覚えていけるのではないでしょうか。

PC-Talkerでは、キーボード操作に沿ったこの独自のタッチ操作方式を「キーアシストモード」と呼びます。

また、キーアシストモードに加え、晴眼者が行う標準のタッチ操作に似て、画面を指でなぞって、指の下にあるアイコンやボタンの文字情報を読み上げて操作する方式も搭載しています。このタッチ操作方式を「タッチビューモード」と呼びます。

これ以降の章では、最初にキーアシストモードのタッチ操作を解説しています。そのあと、タッチビューモードを解説します。

なお、タッチ操作は、お使いのパソコンがタッチ対応でなければ使用できません。

現在販売されているタブレットパソコン(平板状の形をしたキーボードなしのパソコン)は、タッチ対応と思って大丈夫ですが、ディスプレイ付きのデスクトップパソコンやノートパソコンには、タッチに対応していない機種が多いです。

タッチ対応かどうかを調べる

お使いのパソコンのディスプレイがタッチ対応であるかないかは、MySupportで調べることができます。

 1.F12を押して、AOKMenuを開きます。

 2.AOKMenuから、[MySupport]を起動します。

 3.MySupportの[ツール]→[システム情報]→[システムの基本情報]を選択します。

 4.Tabを押して、システム基本情報の本文へ移動し、読み上げ確認してください。

 5.本文の中にタッチ対応であるかどうかの記述があります。

    対応しているときは、「10点マルチタッチ」または「5点マルチタッチ」と書かれています。

    対応していないときは、「このディスプレイはタッチ操作を利用できません」と書かれています。

[補足]10点マルチタッチ、5点マルチタッチとは、液晶パネルの性能のことで、複数の指が同時に液晶パネルへ触れたとき、最大何本まで認識できるかを表しています。

10点マルチタッチは、最大10本指を認識できるので、両手すべての指を使ってタッチ操作ができます。

5点マルチタッチは、最大5本指を認識できます。

あとで解説する「タッチ点字入力」の機能を利用するためには、10点マルチタッチの性能を持っている必要があります。

[補足]パソコン購入時に、店頭でタッチ対応かどうかを調べる方法

購入を検討されているパソコンがタッチ対応であるかどうかは、ショップの店員さんにお聞きすると分かりますが、そのパソコンが最大何本指までの認識性能があるかまでは、店員さんも直ぐには分からないかもしれません。

そんなとき、検討されているパソコンが展示されていれば、店員さんに操作をお願いして、コントロールパネルからシステムを開いてもらってください。

システムの表示情報の項目にある「ペンとタッチ」の内容から最大何本指まで認識できるかを知ることができます。

最大の本数は「10 タッチポイント」や「5 タッチポイント」のように書かれています。


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