全文読み
全文読みには、現在のカーソル位置から文末までを読み上げるコマンドと、文書の先頭から文末までを読み上げるコマンドがあります。
カーソル位置から全文読みのコマンドは Alt+F10 または
Ctrl+;
点字コマンドは お+Space(オールの お)
文頭から全文読みのコマンドは Alt+F5
点字コマンドは お+無変換
読み上げを中断するには Escape
読み上げ中は、読み上げている位置をカーソルが追っかけながら進んでいきます。
文末までカーソルが移動し、読み上げを終えると『おわり』と音声でガイドします。
読み上げを途中で中断した場合は、『パス』と音声ガイドして全文読みが終了します。
途中で中断したときは、最後に読み上げていた文章の付近にカーソルがいます。ですから、ここだぁ という内容が読み上げられたら、Escapeを押して停止し、ここだぁ と思った位置までカーソルを移動するといいですね。
Alt+F10または、Alt+F5と、Escape、これだけの操作を覚えるのは簡単ですね。でも、読み上げの最中に、読み上げ位置を戻して、もう一度聴きたかったり、逆に、今聴いている内容をスキップしたくなったりします。
そのためには、読み上げ位置を自由に移動するコマンドを覚えましょう。
全文読み上げ中のコマンド
①段落の先頭に戻る ←
現在の段落の先頭に、読み上げ位置を戻します。
②次の段落先頭に進む ↓
現在の段落から、次の段落先頭に、読み上げ位置を進めます。
③前の段落先頭に戻る ↑
現在の段落から、一つ前の段落先頭に、読み上げ位置を戻します。
④次の文節に進む →
空白や句読点で区切られた、次の単語とか、次の文章に、読み上げ位置を進めます。
⑤次の行に進む Enter
現在の行から、次の行の先頭に、読み上げ位置を進めます。
⑥次の空白行に進む Space
空白行とは、よく 文と文の内容の切れ間に挿入されている、改行文字だけの行です。
現在の位置から、次に現れる空白行に、読み上げ位置を進めます。
⑦前の空白行に戻る Shift+Space
現在の位置から、一つ前の空白行に、読み上げ位置を戻します。
ここまでのコマンドは、いろんな文書を読み上げるとき、有効に使えます。
続いては、マニュアルを読み上げるときに有効なコマンドを紹介しましょう。
一般的に、マニュアルの内容は、「第1章」「第1節」「第1部」といった、大見出しを付けて書かれていることが多いです。さらにその内容は、「1.1」「1-1」のように、細かな小見出しに分かれています。このような、見出しに相当するものを「見出し段落」と呼ぶことにします。また、よく文章の頭に「■●※」や「①②③」などの記号を使って説明文を書くときがあります。このように、先頭に記号を使って書かれている段落を「記号段落」と呼ぶことにします。
⑧次の見出し段落に進む Shift+↓
現在の位置から、次の見出し段落に、読み上げ位置を進めます。
⑨前の見出し段落に進む Shift+↑
現在の位置から、一つ前の見出し段落に、読み上げ位置を戻します。
⑩次の記号段落に進む Ctrl+↓
現在の位置から、次の記号段落に、読み上げ位置を進めます。
⑪前の記号段落に進む Ctrl+↑
現在の位置から、一つ前の記号段落に、読み上げ位置を戻します。
⑫次の見出し段落 または 記号段落に進む Ctrl+Shift+↓
現在の位置から、次の見出し段落か記号段落に、読み上げ位置を進めます。
⑬前の見出し段落 または 記号段落に戻る Ctrl+Shift+↑
現在の位置から、一つ前の見出し段落か記号段落に、読み上げ位置を戻します。
これらのコマンドを実行したとき、該当する見出し段落や記号段落が存在しなければ、そのまま今の読み上げを継続します。
さて、⑧から⑬までのコマンドを マニュアルの読み上げに便利なコマンドとして紹介しましたが、マニュアルだけに捕らわれる必要はありません。記号段落については、記号が段落先頭にあれば、その段落に移動するわけですから、いろんな場面に応用が利くはずです。例えば、メールの本文なら、引用文の先頭には、> などの記号がありますね。この引用文も記号段落に該当しますので、メールを読み上げるときにも利用できるのではないでしょうか。
次は、六点キーで点字入力しているときは関係ないんですが、フルキー操作で有効なコマンドキーです。ここまで説明した、全文読み上げ中の各コマンドをダイアモンドカーソルキーのように、フルキー上のキーに割り当てています。
全文読みを開始したら、以下のアルファベットキーを押して、読み上げ位置を変更することができます。
S 現段落の先頭に戻る
X 次の段落先頭に進む
E 前の段落先頭に戻る
D 次の文節に進む
Z 次の空白行に進む
W 前の空白行に戻る
C 次の見出し段落に進む
R 前の見出し段落に戻る
V 次の記号段落に進む
T 前の記号段落に戻る
N 次の見出し段落 または 記号段落に進む
U 前の見出し段落 または 記号段落に戻る
M 引用文を読み飛ばす
I 引用文の先頭に戻る
その他のコマンド
全文読みを一旦中断しなくても、読み上げ中に、音声スピードと音声ボリュームを変更することができます。
音声スピードの変更 F7
音声ボリュームの変更 F11